教育訓練給付金対象のプログラミングスクール一覧【2026年】
プログラミングスクールに通いたいけれど、受講料が高くて踏み出せない。そんな方にぜひ知っていただきたいのが、厚生労働省の教育訓練給付金制度です。この制度を活用すれば、受講料の**最大70%(年間上限56万円)**がハローワークから支給されます。たとえば受講料が80万円のコースであれば、実質24万円で受講できる計算です。
にもかかわらず、この制度の存在を知らずに全額自己負担で受講している方が少なくありません。知っているか知らないかだけで、数十万円の差が生まれる制度だからこそ、プログラミングスクールを検討する際には必ずチェックしておきましょう。
本記事では、教育訓練給付金の種類や対象条件、給付金対象のおすすめプログラミングスクール、申請手順まで徹底的に解説します。これからエンジニア転職やスキルアップを目指す方は、ぜひ最後までお読みください。
教育訓練給付金とは?3つの種類を解説
教育訓練給付金とは、働く人のスキルアップやキャリア形成を支援するために、厚生労働省が設けている給付金制度です。厚生労働大臣が指定した教育訓練講座を修了した場合に、受講費用の一部がハローワーク(公共職業安定所)から支給されます。
この制度には3つの種類があり、それぞれ給付率と対象となる講座の範囲が異なります。プログラミングスクールの場合、どの種類に該当するかによって受け取れる金額が大きく変わるため、違いをしっかり押さえておきましょう。
一般教育訓練給付金(受講費用の20%)
一般教育訓練給付金は、3種類の中で最も対象講座が幅広い給付金です。受講費用の**20%(上限10万円)**が支給されます。
- 給付率: 受講費用の20%
- 上限額: 10万円
- 対象講座の例: 情報処理技術者試験対策、Webデザイン講座、簿記、TOEICなど
- 支給タイミング: 講座修了後に一括支給
たとえば受講料が30万円の場合、6万円が支給され、実質負担額は24万円になります。給付率は低めですが、対象講座が多いため利用しやすい制度です。
特定一般教育訓練給付金(受講費用の40%)
特定一般教育訓練給付金は、特にキャリアアップ効果の高い講座を対象とした制度で、受講費用の**40%(上限20万円)**が支給されます。
- 給付率: 受講費用の40%
- 上限額: 20万円
- 対象講座の例: 介護職員初任者研修、大型自動車免許、税理士、一部のIT資格講座など
- 支給タイミング: 講座修了後に一括支給
受講料30万円の場合、12万円が支給されて実質負担額は18万円です。一般教育訓練給付金の2倍の給付率で受講できるため、対象講座に該当する場合は積極的に活用しましょう。
専門実践教育訓練給付金(最大70%)
専門実践教育訓練給付金は、中長期的なキャリア形成を目的とした専門的な講座が対象で、**最大70%(年間上限56万円)**という最も高い給付率が特徴です。多くのプログラミングスクールの給付金対象コースは、この専門実践教育訓練給付金に該当します。
- 給付率: 受講費用の50%(修了時)+ 20%(就職・転職成功時の追加給付)
- 年間上限額: 40万円(修了時)+ 16万円(追加給付)= 年間最大56万円
- 訓練期間: 最大4年間(最大給付額224万円)
- 対象講座の例: 経済産業省認定の第四次産業革命スキル習得講座(プログラミング、AI、データサイエンスなど)、専門職大学院など
- 支給タイミング: 受講中6か月ごとに支給、追加給付は就職後に申請
たとえば受講料80万円のプログラミングスクール(1年以内のコース)の場合、修了時に40万円、転職成功で追加16万円の合計56万円が支給され、実質負担額は24万円です。
プログラミングスクールの受講を考えているなら、この専門実践教育訓練給付金の対象コースを最優先で検討することをおすすめします。
給付金の対象条件
教育訓練給付金は誰でも無条件で受け取れるわけではなく、いくつかの条件を満たす必要があります。ここでは、主に専門実践教育訓練給付金の対象条件を中心に解説します。
雇用保険の加入期間
教育訓練給付金を受給するための基本条件は、**雇用保険の被保険者であること(または被保険者であったこと)**です。加入期間の要件は給付金の種類によって異なります。
| 給付金の種類 | 初回利用 | 2回目以降 | |---|---|---| | 一般教育訓練給付金 | 1年以上 | 3年以上 | | 特定一般教育訓練給付金 | 1年以上 | 3年以上 | | 専門実践教育訓練給付金 | 2年以上 | 3年以上 |
会社員やアルバイト・パートでも、雇用保険に加入していれば対象となります。ご自身の加入期間が不明な場合は、ハローワークで確認できます。
離職者の場合
すでに会社を退職している方でも、離職日の翌日から1年以内であれば給付金を利用できます。つまり、退職後にプログラミングスクールに通いながら転職を目指すことも可能です。
ただし、離職から1年を超えると受給資格を失うため、退職後に受講を検討している方はスケジュールに注意してください。なお、妊娠・出産・育児・病気などやむを得ない理由で受講を開始できない場合は、最大20年まで延長できる制度もあります。
初回利用と2回目以降の違い
教育訓練給付金は、一度利用しても再度利用することが可能です。ただし、2回目以降は前回の受講開始日から3年以上経過していることが条件となります。
初回利用の場合は、専門実践教育訓練給付金でも雇用保険加入期間が2年以上あれば申請できるため、比較的ハードルが低いといえます。一方、2回目以降は加入期間が3年以上必要となるため、利用のタイミングを計画的に考えることが大切です。
給付金対象のおすすめプログラミングスクール
ここからは、教育訓練給付金の対象となっているおすすめのプログラミングスクールを紹介します。いずれも厚生労働省の指定を受けた講座を持つスクールです。スクール選びの参考にしてみてください。なお、より幅広いスクール比較をしたい方は、プログラミングスクールおすすめ比較もあわせてご覧ください。
※掲載順は編集部の独自評価に基づくもので、ランキングではありません。
※料金は記事執筆時点の情報です。最新の料金は各スクール公式サイトでご確認ください。
※給付金の受給には雇用保険の加入期間等の条件を満たす必要があります。
DMM WEBCAMP エンジニア転職 専門技術コース
DMM WEBCAMPの専門技術コースは、専門実践教育訓練給付金の対象講座です。Webアプリケーション開発に加えて、AIまたはクラウドの専門技術を学べるカリキュラムが特徴です。
- 給付金の種類: 専門実践教育訓練給付金
- 受講料: 約91万円(税込)
- 給付金支給額: 最大56万円
- 実質負担額: 約35万円
- 受講期間: 4か月(学習期間)+ キャリアサポート
- 特徴: 転職成功率98%(※同社公式サイト公表値。転職活動を行った受講生を対象に算出)、転職保証制度あり、チーム開発の経験が積める
テックアカデミー エンジニア転職保証コース
テックアカデミーのエンジニア転職保証コースは、完全オンラインで受講できる専門実践教育訓練給付金対象講座です。現役エンジニアのメンターによるマンツーマンサポートが受けられます。
- 給付金の種類: 専門実践教育訓練給付金
- 受講料: 約55万円(税込)
- 給付金支給額: 最大38.5万円
- 実質負担額: 約16.5万円
- 受講期間: 16週間
- 特徴: 完全オンライン、週2回のメンタリング、転職保証あり(条件あり)
テックキャンプ エンジニア転職コース
テックキャンプのエンジニア転職コースは、未経験からエンジニア転職を目指す方向けの専門実践教育訓練給付金対象講座です。短期集中スタイルまたは夜間・休日スタイルを選択できます。社会人の方は働きながら通えるスクールも参考にしてください。
- 給付金の種類: 専門実践教育訓練給付金
- 受講料: 約66万円(税込)
- 給付金支給額: 最大46万円
- 実質負担額: 約20万円
- 受講期間: 最短10週間(短期集中)/ 6か月(夜間・休日)
- 特徴: 未経験者に特化したカリキュラム、専属ライフコーチによる学習サポート、転職返金保証あり
DIVE INTO CODE Webエンジニアコース
DIVE INTO CODEのWebエンジニアコースは、実務レベルのスキルを習得できる専門実践教育訓練給付金対象の講座です。チーム開発やオリジナルアプリ開発など実践的なカリキュラムが組まれています。
- 給付金の種類: 専門実践教育訓練給付金
- 受講料: 約65万円(税込)
- 給付金支給額: 最大45万円
- 実質負担額: 約20万円
- 受講期間: 4か月
- 特徴: 実務に近いチーム開発を経験できる、卒業後も教材やコミュニティを利用可能
Aidemy Premium AIアプリ開発コース
Aidemy PremiumのAIアプリ開発コースは、Python・機械学習・AIに特化した専門実践教育訓練給付金対象講座です。AI分野に強いエンジニアを目指す方に最適です。
- 給付金の種類: 専門実践教育訓練給付金
- 受講料: 約53万円(税込)
- 給付金支給額: 最大37万円
- 実質負担額: 約16万円
- 受講期間: 3か月
- 特徴: AI特化型、E資格取得対応、データ分析やAIアプリ開発のスキルを習得
RUNTEQ Webエンジニア転職コース
RUNTEQのWebエンジニア転職コースは、スタートアップ企業への転職に強い専門実践教育訓練給付金対象のプログラミングスクールです。1,000時間の圧倒的な学習量でWeb系開発企業が求めるレベルに到達します。
- 給付金の種類: 専門実践教育訓練給付金
- 受講料: 約55万円(税込)
- 給付金支給額: 最大38.5万円
- 実質負担額: 約16.5万円
- 受講期間: 最大9か月
- 特徴: 1,000時間の学習カリキュラム、Web系スタートアップへの転職に強い、ポートフォリオ作成を手厚くサポート
エンジニアとして転職した後の年収について気になる方は、エンジニアの年収ガイドも参考にしてください。
教育訓練給付金の申請手順
教育訓練給付金の申請は、受講前・受講中・受講後にそれぞれ手続きが必要です。特に専門実践教育訓練給付金は事前手続きが必須なので、受講開始前に余裕をもって準備しましょう。
ステップ1:受給資格の確認
まず、自分が給付金の受給資格を持っているかを確認します。最寄りのハローワークに出向き、受給資格確認票を記入・提出してください。雇用保険の加入期間や過去の給付金利用歴などが確認され、その場で受給資格の有無を教えてもらえます。
- 持ち物: 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)、雇用保険被保険者証
- 所要時間: 30分〜1時間程度
ステップ2:訓練前キャリアコンサルティングの受講
専門実践教育訓練給付金を利用する場合は、受講開始の原則1か月前までにハローワークで訓練前キャリアコンサルティングを受ける必要があります。キャリアコンサルタントとの面談で、受講の目的やキャリアプランを整理するためのものです。
コンサルティングを受けるとジョブ・カードが作成されます。このジョブ・カードは申請時に必要となりますので、大切に保管してください。
ステップ3:受給資格確認の申請
訓練前キャリアコンサルティングで作成したジョブ・カードと必要書類を揃えて、受講開始日の原則1か月前までにハローワークで教育訓練給付金の受給資格確認手続きを行います。
- 必要書類: 教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票、ジョブ・カード、本人確認書類、マイナンバーカードまたは通知カードなど
ステップ4:講座の受講・修了
対象のプログラミングスクールに入学し、カリキュラムを受講します。専門実践教育訓練給付金の場合、受講中の6か月ごとにハローワークで支給申請を行い、受講費用の50%(年間上限40万円)が支給されます。
給付金を受け取るためには、スクールが定める**修了条件(出席率や課題の提出状況など)**をクリアする必要があります。途中で離脱した場合は給付金を受け取れないため、最後までやり切る覚悟をもって臨みましょう。
ステップ5:修了後の追加給付申請
専門実践教育訓練給付金の場合、講座修了後に資格取得や転職に成功すると、受講費用の**追加20%(年間上限16万円)**が支給されます。修了後1年以内にハローワークで追加給付の申請を行ってください。
- 必要書類: 教育訓練給付金支給申請書、教育訓練修了証明書、被保険者証(就職した場合)、領収書など
この追加給付を含めると合計で受講費用の最大70%が戻ってくるため、転職を目指す方はぜひ達成したい条件です。エンジニア転職の進め方についてはエンジニア転職ガイドで詳しく解説しています。
給付金利用時の注意点
教育訓練給付金は非常にお得な制度ですが、利用にあたっていくつかの注意点があります。事前に把握しておくことで、想定外のトラブルを防ぎましょう。
修了条件を満たす必要がある
給付金を受け取るには、スクールが定める修了条件を必ず満たす必要があります。具体的には、出席率80%以上や課題の提出・合格などが条件として設定されていることが一般的です。途中退学や出席率の不足により修了認定を受けられない場合、給付金は一切支給されません。仕事やプライベートとの両立が不安な方は、事前にスクールの修了条件を確認し、無理のないスケジュールで受講できるコースを選びましょう。
給付金の支給は後払い
教育訓練給付金は、受講費用を先に自己負担し、修了後にハローワークから支給される後払い方式です。つまり、入学時には受講料の全額を一旦支払う必要があります。
多くのプログラミングスクールでは分割払いに対応しているため、初期費用を抑えることは可能です。しかし、給付金が振り込まれるまでの資金計画は立てておく必要があります。クレジットカード払いで分割にしつつ、給付金が支給されたら繰上げ返済するという方法も検討してみてください。
対象コースは限定されている
プログラミングスクールの全コースが給付金の対象になっているわけではありません。厚生労働大臣の指定を受けた特定のコースのみが対象です。同じスクールでも、あるコースは対象で別のコースは対象外というケースがよくあります。
対象講座は厚生労働省の「教育訓練給付制度検索システム」で検索できます。受講を決める前に、必ず最新の指定状況を確認してください。指定講座は定期的に更新されるため、過去に対象外だったコースが新たに追加されることもあります。
他の給付金・助成金との併用に注意
教育訓練給付金と他の給付金・助成金を同時に受け取ることには制限がある場合があります。たとえば、同一の講座に対して複数の公的助成を重複して受給することは原則としてできません。リスキリング支援事業など別の補助制度と比較して、自分にとってメリットが大きい方を選択するとよいでしょう。
申請期限を過ぎると受給できない
給付金の支給申請には期限があります。講座修了日の翌日から1か月以内にハローワークで申請手続きを行わなければ、受給資格を失います。修了後は速やかに申請手続きを行いましょう。スクールから交付される修了証明書や領収書などの必要書類は、紛失しないように管理してください。
よくある質問
教育訓練給付金とプログラミングスクールに関して、よく寄せられる質問にお答えします。
Q1. フリーランスや自営業者でも給付金は使えますか?
フリーランスや自営業者の方は、雇用保険に加入していないため、原則として教育訓練給付金の対象外です。ただし、以前会社員として雇用保険に加入していた方で、離職日の翌日から1年以内であれば受給資格がある場合があります。ご自身の受給資格については、最寄りのハローワークで確認してください。
Q2. 退職後でも給付金を受け取れますか?
はい、退職後でも利用可能です。ただし、離職日の翌日から1年以内に受講を開始することが条件です。退職後にスキルアップして転職を目指す方にとっては、教育訓練給付金に加えて、生活費を支援する教育訓練支援給付金(基本手当日額の80%相当)を受け取れる場合もあるため、ハローワークで合わせて相談してみましょう。
Q3. 給付金は分割で支給されますか?
一般教育訓練給付金と特定一般教育訓練給付金は、講座修了後に一括支給されます。一方、専門実践教育訓練給付金は受講中の6か月ごとに分割で支給されます。ただし、いずれの場合も最初は自己負担で受講料を支払い、後からハローワークに申請して給付を受ける後払い方式です。
Q4. 受講途中で挫折した場合、給付金はもらえますか?
原則として、修了条件を満たさなかった場合は給付金を受け取ることができません。スクールを途中で退学・離脱した場合や、出席率が基準に満たなかった場合、給付金は支給されません。スクール選びの際は、自分のライフスタイルに合った受講スケジュールかどうかをしっかり確認し、修了できる見通しを立ててから申し込みましょう。
Q5. 過去に給付金を利用したことがありますが、再度利用できますか?
はい、再利用は可能です。ただし、前回の受講開始日から3年以上が経過していることが条件です。また、2回目以降は雇用保険の加入期間が3年以上必要となります。複数のスキルを段階的に身につけたい方は、計画的に給付金の利用タイミングを設計するとよいでしょう。
まとめ
教育訓練給付金は、プログラミングスクールの受講費用を大幅に削減できる非常にお得な制度です。特に専門実践教育訓練給付金を活用すれば、**受講料の最大70%(年間上限56万円)**が支給されるため、数十万円単位で自己負担を減らせます。
本記事のポイントをまとめます。
- 教育訓練給付金には3種類あり、プログラミングスクールは主に専門実践教育訓練給付金(最大70%)の対象
- 受給条件は雇用保険の加入期間(初回は2年以上、2回目以降は3年以上)を満たすこと
- 給付金対象のスクールはDMM WEBCAMP、テックアカデミー、テックキャンプ、DIVE INTO CODE、Aidemy Premium、RUNTEQなど多数
- 申請手続きは受講開始の1か月前までにハローワークで行う必要がある
- 支給は後払いのため、一旦は受講料を自己負担する資金計画が必要
給付金を賢く活用すれば、金銭的なハードルを大きく下げてプログラミングスキルを身につけられます。まずはハローワークで受給資格を確認し、気になるスクールの無料カウンセリングに参加してみましょう。
自分に合ったプログラミングスクールを見つけたい方はプログラミングスクールおすすめ比較を、エンジニア転職の全体像を知りたい方はエンジニア転職ガイドもぜひ参考にしてください。